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SHN(Stay Home Notice) in SG①

新型コロナウィルスの影響で、世界を自由に行き来できなくなり、家族や大切な友人が海外に住んでいる方は、心配だったり、困っている事があるかもしれません。

また、海外から一時帰国する方に対して、複雑な心境の方もいるかもしれません。

 

今日は私の姉が、昨年11月日本に一時帰国し、シンガポールに戻った時のことをお話します。当時シンガポールの新規感染者数は、1日あたり5人程度でした。


マーライオンで有名なシンガポールは、国土が東京の23区ほどしかない小さな国ですが、国民一人当たりのGDPは世界第8位(2019年)アジアNo.1の国です。赤道直下の小さな国土で資源もないのに、国際的に高い信頼があり、優雅に独走している、とても賢いダイバーシティです。


そんなアジアの優等生シンガポールのコロナ対策は、スゴイ本気です。

これは昨年末のお話です。昨日、ビジネストラックの状況に変化があったようです。

国際線の飛行機はどの便もガラガラです。

シンガポールから日本へ入国する時は、PCR検査も抗体検査もありません。

姉夫婦は、いわゆるコロナハイヤーを利用しましたが、公共機関を利用して帰宅しても罪にはなりません。日本到着後14日間は公共機関の利用はできませんが、車などを利用すれば自宅と職場の行き来ができます。


日本とシンガポールは、ビジネストラックという協定があり、他国よりも優遇されています。


しかし、日本からシンガポールへ戻る時は、少し大変です。

まず、帰国便の離陸72時間以内にPCR検査を受けます。飛行機に乗る為には、信頼できる機関による英文での陰性証明書が必要です。姉夫婦の場合1人¥40.000-以上かかったそうです。もちろん自己負担です。これが無いと入国できませんから、必ず皆が受けます。


シンガポール入国手続き後は、例外なく全員が行先の分からないバスに乗せられます。

どのホテルで14日間監禁されるのか、絶対に教えてくれないのだそう。強制ですから要望やクレームなども無意味です。滞在中も続々と、バスが人を運んできます。

5つ星ホテルで過ごせるか、窓もなくWi-Fiが不安定で、カビ臭いエアコンがついた部屋になるか、同行者同室か別室なのかも知らされません。部屋に到着したのは、深夜2:00頃です。


こうして14日間の隔離生活が始まります。

→②に続きます。

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