【エッセンシャルオイル=精油】は、どのように作られるかご存じですか?
最も一般的な方法が「水蒸気蒸留法」
葉や花から精油を抽出するハーブ類では主に、この方法が採用されています。

①植物の抽出部位(葉や花)に蒸気を当て、水蒸気と共に芳香物質を気化させる。
②鍋の上で水蒸気を集める。
③水蒸気を冷ますことで液化し、収集した液体は水と油の2層に分離する。
この上澄みの油が、エッセンシャルオイルです。油に香りを添加しているのではありません。植物自体から抽出された有機物そのものなのです。
柑橘類の果皮から精油を得る時は「圧搾法」ローラー等で圧搾しコールドプレスします。
熱に弱い原料や繊細な芳香には、有機溶剤を溶かしエタノール処理する「アブソリュート」や、高圧力をかける「超臨界流体抽出法」が用いられます。
精油には、植物の命が凝縮されています。
たった1滴に、山ほどの花びらから集めた成分が含まれることもあります。その為、素手で触ったり、密室で大量に使用するには強すぎて危険があります。
購入後は、自然の恵みを無駄にせず、最後まで使い切りましょう。