12月の香りと言われます。
ゴッホの絵、教会と共に描かれる糸杉を思い浮かべる方もいるでしょう。
古くから死と近い神聖な木で、ヨーロッパ各地の寺院や墓地に植えられています。
キリストをはりつけた十字架が、サイプレスの木だったそう。
「天高く昇る聖木」と言われるように、まっすぐ直立の姿勢で、真上だけを見て伸びる。
頑固で遊びのない印象は、香りも同様です。
枝葉と果実から抽出する香りは、針葉樹独特のウッディさが特徴ですが、華やかな爽やかグリーンではなく、やや重くどっしりした土や根の強さを感じます。
収れん作用、体液やホルモンバランスを整えますので、スキンケアやむくみケアに。
また、月経過多・多汗・出血、気持ちまでも落ち着かせる鎮静の精油です。
せわしない年末、ご自身を静かに振り返る時間の、良いお供になってくれそうです。
メーカーによる香りの差が、やや大きいように私は思います。初めて買う時はテスターがあると安心ですね。
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