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CAコンテナとドンキ

洋梨形の「文旦」です。日本の物より小ぶりで味が濃く、美味しかったです。

先日、シンガポールに住む姉が、日本の幸水を買ったそうです。日本では、とっくに他の品種の梨に切り替わっているのに、ずいぶん時差があります。しかも価格が日本と変わらない。「本当に日本産?」と不思議に思って聞いてみると、すごい海上輸送技術を教えてくれました。


日本政府は日本産の食品の輸出額を上げようと、力を入れています。

そこで必須となるのは、運賃の安い海上輸送で、果物・野菜の鮮度を保持することです。


実は、食材を詰めて船に乗せる大きなコンテナに秘密があります。その名も

「CA(Controlled Atmosphere)コンテナ」空輸1/10のコストで同等の品質を保つのです。


コンテナ内を低酸素・高二酸化炭素・低温の組み合わせで「冬眠状態」にし、湿度も自動調整され、長期間の鮮度保持が可能なのだそう!

おかげで、日本のレタスやキャベツなどの葉物も、お手頃価格で購入できるようになっているそうです。

日本~シンガポールへコンテナ船の所要日数は、およそ2週間。欧米でおよそ1ヶ月です。

海外駐在組にも日本の農家さんにも、嬉しい話です。


ちなみに、姉はこれらをドン・キホーテで購入するそうです。ドンキは、シンガポールで現地の方にも大人気らしく2017年の1店目オープンから、4年間で10店舗に増えたそう!

ドンキもスゴイ!!

©2020TRIA
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