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夏の養生

8月に入りました。皆さまの体調はいかがでしょうか。

日中は真夏の暑さですが、夜は気温が下がり、過ごしやすいかなとも思います。


アーユルヴェーダでは、夏はピッタのエネルギーが優勢になると考えます。

ピッタは「火」の性質を持つ、唯一熱いドーシャです。


消化や新陳代謝、血液や組織液、心や脳、目、皮膚を司ります。

バランスが取れていると、情熱と集中力と知性を生かし、創造しやり遂げ、素晴らしい成果を上げます。勇敢で直感力がありリーダーに向きます。

過剰になりすぎると、怒りっぽく衝動的で攻撃的になり、怒りや批判を持ちます。膿をもつような肌の炎症、尿や目の黄味が増すこともあります。

不足すると、やる気や活力を失い、人生が無味乾燥の繰り返しの日々と感じます。


火の影響を受け過ぎると、対極にある「水・地」のエネルギーが減り、興奮しやすく、落ち着きがなくなりますが、一方で、カパが強くなりすぎている方には、むしろ夏は調子が良いと感じる場合もあります。自分を知ることで、コントロールしやすくなるのです。観察しましょう。


ピッタが過剰と感じる場合は、体を冷やし、自然の美しさに触れたり、月を見て心を静めます。カフェインやアルコールを減らし、平和な休息時間を十分とります。

食事では、塩・辛・酸を減らし、苦・渋・甘を増やします。ギーの摂取もおすすめです。


蓄積される暑さで、体力が落ちやすい時期です。次に来たるヴァータの時期を快適に乗り切る為にも、影響を受け過ぎないよう、養生してお過ごし下さい。

 
©2020TRIA
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