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パーム油

海外ニュースを見て思い出しました。

「Sustainability at TOKYO2020

 リサイクルプラスチック表彰台と、

 リサイクル金属のメダルと、

 段ボールベット」


他に気が行き忘れていましたが、TOKYOオリンピックは「持続可能で環境に配慮された大会」を表明していました。上の3点で、日本の技術力は見事で、海外メディアも注目しています。


WWF(自然環境保全協会)から「木材・紙・水産物・パーム油の調達に改善を求める」と同じ記事中にありました。


パーム油をご存じですか?


パーム油とは、アブラヤシから採取する油で、主にインドネシア・マレーシアで生産されます。価格が安く、供給が安定していて、採取率が高く効率的なので、日本にも大量に輸入・消費されます。スナック菓子や麺の揚げ油、ファストフード、チョコレート、マーガリンなど、家庭用よりも加工されて出回り、原材料表示にはパーム油でなく「植物油脂」と表示される為、関心がないとパーム油を知りません。化粧品や石鹸にも使われます。

トランス脂肪酸に過敏な方は、日頃からチェックされていると思います。


何が問題になっているか、森林破壊や労働力搾取です。もともとは動物や先住民が住んでいた多様性に富んだ、豊かで美しい森を切り開き、彼らを追い出し、時に労働力として搾取します。無秩序な開発が、地球を壊しています。


パーム油自体が悪ではありません、適切なプロセスで生産されれば、大豆や菜種よりも、少ない面積で栽培することができます。

これを持続可能な農業にする為、世界ではRSPOと言う認証制度が始まっています。

日本の企業も参加数が増えていて、このマークが目印です。


気候が良く、豊かな自然の恵みを当たり前とする日本人は、環境問題への関心が低いです。全ての生物が生きやすい環境ならば、人間も生きやすいでしょう。

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