香りと記憶

私が通っていたアロマの学校では、精油の勉強をする時、まずは名前を知らずに香りを嗅ぎ、どんな感想を持ったか、発表する授業がありました。

1クラス16名ほどのクラスでしたが、香りから受ける印象や表現方法は、皆それぞれで、とても興味深い授業でした。


素敵な香りの時は、白いワンピースを着た女性とか、上品な初老の方、憧れ、若さ、清潔感、南国などのワードが並びます。


あまり好みでない香りの時は、古い納屋の匂い、接着剤や化学薬品、漬物、博物館、修正液などユニークな解答が多いんです。


今でもテキストを読む度に、懐かしく楽しいです。

香りの印象は「記憶」や「快・不快」などと結びつきます。


香りの刺激には、高度な知能を営む大脳新皮質を通さずに、海馬や扁桃体のある「大脳辺縁系に直接伝わる」特殊な経路があるのです。


食べ物の良し悪しの判断や、匂いでお腹が鳴ったり、あるいは身の危険を察知したり。

頭で考える前に本能で反応する、臭覚はとても「原始的」な感覚なんです。


精油は、私達に深い影響を与えます。