「曼殊沙華(マンジュシャゲ)」とは、サンスクリット語で、赤い花の意味。
お彼岸の頃、田んぼの畔に群衆する姿は、日本の原風景のように思いますが、葬式花(ちょっと派手です)、幽霊花、地獄花など怖い異名をたくさん持ちます。海外では、レッドスパイダーリリー(赤い蜘蛛のような百合)とも呼ばれるそうです。
野川公園では、まるで赤いじゅうたんのように一面に咲く姿が見られ、大変見事です。
白い花は、より繊細に見えますね。
今年は9月23日(木)が秋分の日、前後3日ずつ9月20~26日がお彼岸となります。
川のこちら側は私達が生きる煩悩の世、あちらは悟りの世界。
お彼岸の時期には、あちらとこちらの行き来がしやすくなると考えられ、墓参りをする風習ができました。
移動の制限がかかる今、お墓参りや実家へ帰ることが難しい方もいるでしょう。離れている家族と電話で、故人の思い出を話すのも良いと思いますよ。