一緒に学んだアロマスクールの同級生、セラピスト仲間の施術を受けました。
初めての「推拿(すいな)」です。
推拿とは、中医学に基づきツボや経絡(けいらく)を刺激する手技です。滞りをなくし「気・血・水」の流れをスムーズにすることで、凝りや疲れ不調を取り除きます。
鍼や灸などの道具を一切使用せず、手だけで、緩めたり整えたりします。いわゆる整体の基になっているような、古く歴史ある施術なのです。
「背中が板みたいだよ(笑)」
と言われながら、グイグイほぐしてもらいます。
オイル好きな私ですが、こんな風に手技だけで、はがしほぐされていく感覚に、感動します。これは、体の知識や理論を学んでいないとできません。
「ヒジも使ってる?」
「師匠からお許しが出て、ようやく使い始めた。ヒジを使う手技は危ないから、なかなか許されなくて。私は危ないことは絶対やらないから」
何気ない会話から、信用を感じます。
彼女は別の仕事をしながら、週末に薬膳の学校にも通い、何年もかけて知識と手技を学んできました。そんな努力がちゃんと伝わります。
薬草オイルをたっぷり使用する、アーユルヴェーダとは異なる手技ですが、東洋医学の考え方は大変良く似ていることも多いです。
「みんな頭を使い過ぎだから、頭から気を下ろそうとしている」とか「体が持つ自己治癒力を思い出して欲しい」「質の良い睡眠が大事」「散歩して!」ひたすら同感です。
こんな同志がいるって、本当に嬉しいことなんです。
一緒に成長しよう、これからもよろしくね。